花粉症【1】
今年も花粉症の季節になりました。
花粉症は人口の4人に1人が発症している国民病とも言われています。
眼のかゆみに困っている方もあるのではないでしょうか?
眼がかゆくなるのはアレルギー性結膜炎の症状です。
原因にはダニやネコもありますが、毎年同じ季節に起こすとなると季節性アレルギー(花粉症)となります。
花粉症というとスギが有名ですがその他にもいろいろな原因の植物があります。
・2月~5月 スギ
・3月~5月 ヒノキ
・3月~10月 イネ科
・8月~11月 ブタクサ
花粉症の症状として主に眼のかゆみとくしゃみ、サラサラの鼻水といった鼻炎症状になります。
その他に全身症状としては、皮膚や喉のかゆみや痛み、咳や痰が出る、口の渇きや口内炎、耳のかゆみといったものがあります。
ひどい場合には頭痛や食欲低下、全身倦怠感、発熱といった症状が出ることもあるのです。
治療は点眼薬、点鼻薬、飲み薬が中心となります。
これらは花粉の飛散の前から使用することで予防効果(初期療法)がありますので早めの服用をおすすめします。
耳鼻科では鼻粘膜のレーザー照射やアレルギー免疫療法(舌下皮下)を行うこともあります。
次回の「花粉症【2】」では、看護師が教えるすぐに役立つ花粉症セルフケアについてお話します。