コンタクトレンズの話・プール編
暑い日も続き、プールに入る機会が増えた人も多いことと思います。
『見えにくくなくなるのが嫌』『カラコンをはずしたくない』などでプールでもコンタクトレンズを使いたいと思う人がいるかもしれません。
ですが、「プールに入る際にはコンタクトレンズをはずす」 が正解なのです。
プールの水にある様々な雑菌が水を介して目の中に入り感染症にかかるリスクが高まってしまいます。
消毒に使われる塩素もコンタクトレンズにとってよいものではありません。
また、ソフトコンタクトレンズの場合、水を含む素材でできています。
ソフトコンタクトレンズに含まれる水分とプールの水では、浸透圧が異なります。
そのため、レンズにプールの水が付着すると、浸透圧の差によってレンズが変形する可能性があります。
変形してしまったレンズはトラブルの原因になるため破棄するしかないのです。
また、ゴーグルをしてコンタクトレンズを使用してもレンズに水が付着する可能性がゼロでない以上、ゴーグルをしてのコンタクトレンズ着用もNGです。
もしレンズをつけたままプールに入ってしまい、目の痛みや充血、違和感などが続く場合は早めに眼科を受診するようにしましょう。
眼の健康を保ちながら楽しい夏をお過ごしください！
